MooN 〜Holistic Healing Room〜

送り火

上京して、、、はて何年経ったのだろう(笑)

小娘がちょっとは大人の階段を何段かは上がれたかな。。。

上京して初めて知ったことの一つとして、東京はお盆が7月の陽暦で行われていたこと。

田舎育ちにとっては旧暦の8月に当たり前のようにやっていたので、小娘だった私はちょっとびっくりしたのだ。

でも休みは東京も旧暦の盆、、、というのが最初は時々混乱したのだ(笑)

今は大丈夫よ

7月にただよう東京の盆ってのもなんとも風情があって素晴らしい風景の一つだと思ってます。。。

先月駅に向かっていたら、なんとも哀しいけど優しいエネルギーを感じた。

頭に直接『またな・・・』 『ずっといますよ・・・』と優しい声が響く。

先を歩くと煙がすっと上っていくのがみえる。。。一人の男性が送り火をしていた。

家の中に入ろうとする姿はなんとも哀愁のある背中で、、、傍らには、先に旅立たれた奥様が綺麗な夏色のエプロン姿で寄り添って送り火を共にして、、、家の中に入る旦那様の背中を見つめている姿が見えた。

あの世とこの世。。。住む場所は違えど、このお二人にはとても深く強い愛の繋がりがありました。

故人を思い出し、そして今を生きる姿を安心してみていただくこと。

思い出を語り、そしてまたここに残る私達は前を向いて学び生きていく宣言をする。

先人の方達はとても大切な時間の過ごし方を残してくれました。

これは、別にどの宗教でも無宗教でも、お盆に則ってじゃなくてもいいのですよ。

思い立った時、ふと心によぎった時に心で宣言したり、声をかけるのでもいいのです。

未練や執着ではなく、お願い事をするのではなく、あの世に旅立った人に今を楽しく自分らしく学び生きている姿をみていただくこと。。。かつて受け取った知恵や、優しい言葉、教訓を思い出としてお話したりご報告することはとてもいいことですね。

独りとおもっても人は独りではありません。

あなたが独りでつぶやいたその声は届いてますよ。

聴こえているから、恥ずかしがらずに思い出した時は話してみてください。

人はいずれあの世に帰ります。

その時の再会で、会う自信がないなんて自分でいないように生きていくことも、ここで生きることの一つ大切な課題です。

この8月にくるお盆に皆様はいかがお過ごしですか?

たまには帰省してみようかな、、、なんておもった方はぜひゆっくりとした時間をお過ごし下さい。

あの世この世関係なく、大切な人達の愛を感じる時間になることをお祈りしています。。。

はい!あの世の皆様にご挨拶をお盆前に先に頂いて恐縮していたMooNは、お盆も通常営業しております。

どたばたと仕事している私に、先に声をかけてきてくれたり色々なサインに、ますます仕事をやり続けようと気合の入る私です・・・

まさしくお蔭様です。。。。いつもありがとうございます・・・

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